基調講演で仲間勇栄琉球大農学部教授は木灰そばについて「品質に影響を与えるのは灰汁の質だが、県内で木灰そばを出す店の灰汁の質は一定していない。今後は樹種によりめんの質がどう変わるか調査する価値がある」と述べた。平川宗隆沖縄博物館友の会会長は「だしに鶏肉や昆布が使われるなど、本来の沖縄そばの公式が崩れつつある。原材料を県産にこだわるなどブランド化を進め、本土向け消費を拡大する必要がある」と強調した。
パネル討議で、安次富順子沖縄調理師専門学校長は「古い沖縄そばはラードを使い、豚の香りが濃厚だった。めんに練り込むものや具が多様化し、どこまでが沖縄そばと言えるか」と疑問を示し、フリーライターの嘉手川学さんも「めんの質もうどんやラーメンと違いがない場合があり、議論が必要だ」と述べた。
(2009年10月17日 琉球新報)
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